米粉のいいところ

お米は日本の主食でした。しかし、近年はパン食も増えて、お米の求められるシーンが少なくなってきました。パンもとても美味しいですが、お米を米粉にすることでパンの原料である小麦粉の代用として使うことができ、食卓のバリエーションがさらに増えます。

米粉を使うことで消費者にも生産者にもいいことづくめです。米粉のいいところをご紹介します。

栄養価が高い

米粉はお米を粉にしているのでお米の栄養をぎゅっと凝縮してあります。お米は炭水化物でありながらアミノ酸スコアが高く、一緒に食べることでタンパク質の栄養の吸収率をあげてくれます。

米粉にも同様のことが言えるので、ご飯を単体で食べるよりも、米粉とタンパク質で作るもの、例えばお好み焼きや豆パンなどの高栄養価のものと一緒に調理すると、より栄養価の吸収をあげることができるのです。

また、お米や米粉には、炭水化物に含まれる食物繊維をはじめ、体の調子を整えるビタミン、骨を丈夫にするカルシウム、貧血を防ぐ鉄、骨を構成するマグネシウム、細胞の形成を助ける亜鉛も含まれます。

欧米の人にも和食が健康食として注目されるのは、主食たるお米に栄養がしっかり詰まっていることも要因の一つとして考えられます。また、お米や米粉は単体ではなく、他のタンパク質や野菜などと一緒に食べることをベースにしてあることも、総じて摂取する栄養価を高めて健康な体を作る秘訣となっているでしょう。

米粉はグルテンフリー

アレルギーの問題は生死に関わる重大な問題です。アレルギー症状は呼吸器系の異常やアナフィラキシーショックも起こりうることで、食事によって引き起こされる場合はその原因物質である食品を避けなければなりません。

小麦はアレルギーを起こしやすい食品の一つです。そこにはグルテンというタンパク質の一種が関わります。パンのもっちり感や弾力を作るもととなるものですが、グルテンにアレルギー反応が出てしまうと、パンやうどん、小麦を使っているものは食べれなくなります。しかし現代の日本では、いろんな食材に小麦が使われているのでたくさんの食品が食べれなくなってしまうのです。

そこで小麦粉の代用として米粉を使うことで、いろんな粉物食品を食べることができるようになります。米粉100%のパンというのはなかなか難しいかもしれませんが、作れないことはありません。お好み焼きもうどんもたこ焼きも揚げ物も、小麦粉ではなく米粉を使うことでアレルギーがあっても我慢せずに食べれるようになります。

用途が幅広い

アレルギーに悩む人たちへの小麦粉の代用としても米粉は便利ですが、お米が粉になることで使えるシーンの可能性が大幅に増えます。うどん粉、唐揚げ粉、天ぷら粉としても使用が可能ですし、製菓用、パン用として販売してある米粉もあります。

小麦粉よりも栄養価は高いのに味も癖がなく使いやすいので、どちらを使っても問題に思うことはないでしょう。

吸油率が低い

さらに米粉は油物と相性がいいこともいいところの一つです。相性がいいというのは油なじみがいいという意味ではなく、脂質の過剰摂取を気にする人にとって米粉は小麦粉より有益ということです。

米粉は小麦粉よりも吸油率が15%以上も低いのです。唐揚げや天ぷら、ドーナツなどの揚げ物を小麦粉ではなく米粉で揚げることでダイエット効果も望めます。

腹持ちがいい

米粉は元々お米なので、もちもちしていて腹持ちがいいことも利点の一つです。パンは食事としてもおやつとしても生活に取り入れやすいですが、白米のご飯というのはなかなかおやつとしてカウントしづらくはないでしょうか。

ご飯は食事、と日本人の文化に根強くあるからかもしれませんが、お米の腹持ちの良さも大きく関わるのではないかと思います。しっかり食べてパワーとなりやすいお米や米粉は、日本人の文化にも体にも合っているものだと思います。

お米屋さんが助かる

パン食や糖質制限ダイエットの波に押されお米の消費率が減っている中、米粉の汎用性によってお米農家さんが大いに助かります。

日本の食事のベースであったところが多様性により揺るがされていますが、多様性を逆手に食事以外のシーンでも米粉としてスイーツの原料になったりすることができるようになりました。米粉としての使用率が上がれば、お米の消費量もまた増えていくことでしょう。

米粉はお米の可能性を広げています。お米は広く日本で愛されていますが、米粉になることでさらに大きな市場で活躍することができます。栄養価も高く体にもいいので、お好み焼きや唐揚げなどのお米に合いそうな粉物から食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。