グルテンフリーが健康食として話題になったのは、有名テニスプレイヤーさんの本の出版や、海外セレブさんたちがダイエットとして導入したことからでしょう。健康的に美しく活動的に生きたいというのは全人類の悲願と言ってもいいでしょうが、人類が発展させてきた食に対する文化がそれを邪魔しています。
この健康ブームに米粉は大きく関与することになり、需要が高まることが期待されています。
グルテンフリーの必要性
グルテンフリーは元々は治療食です。セリアック病という自己免疫疾患の唯一の対処療法として作られたものです。セリアック病は、グルテンを摂取することによって小腸を自ら破壊していってしまい栄養をきちんと摂れなくなり、様々な重度疾患の要因を生みます。そのためグルテンを一生完全除去する必要があり、グルテンフリーの食生活を余儀なくされます。
プチ不調を治すグルテンフリー
有名テニスプレイヤーさんの本では、様々な不調の原因が小麦にあったとされています。この方は、小麦と乳製品のアレルギーでもあったようで、アスリートであることから体の感覚にも敏感で健康への関心も高かったので、グルテンフリーの効果を大きく感じることができました。
小麦を抜いた生活をすることで、胃腸の負担の減りを感じ、気分の苛立ちや落ち込みなどもなくなるなどの好転作用を感じる場合は、なんらかの小麦に対する不耐があったのだと思います。
日本人は特に歴史から見て米が主食の文化の中に、たった60年の間に急激に小麦文化が入ってきました。食生活の広がりを見せる中、内臓としての対応が追いついているのかは定かではありません。そう考えた時、確かにパンは美味しいですが、食べ慣れた米でできた米粉パンがあれば、美味しい上に消化にも優しい体にあった食生活になるのではないかとも思います。
グルテンフリーのダイエット効果
グルテンフリーにはダイエット効果も期待されています。しかし、小麦を抜いたからといって即座に痩せることができるとは限りません。グルテンフリーは前述したように治療食です。グルテンが体に異常をきたす人には除外すべきですが、健康な人が小麦の栄養を摂取しないことで痩せるかどうかは難しいところです。
パンのグルテン以外の落とし穴
パンはとても美味しい食べ物ですよね。いい香りがして、小さくて、パン屋さんに行くと一つでは足りずに何個も買って食べてしまったりしませんか。ご飯もパン同様に炭水化物ですが、食べる量に違いが出てしまうことが多くあると思うのです。
ご飯は単品で食べるよりも何か他のおかずと一緒に食べることが多いと思います。しかしパンは、クロワッサンひとつ、バターロールひとつで十分美味しくいただけます。炭水化物をどんどん重ねて食べてしまい、他の栄養素はあまり摂れません。
また小麦のような美味しいものには中毒性を感じませんか。軽くてふわふわで、もっと食べたい、また食べたいと感じるので、何個も食べれてしまうし、食事にもなりおやつにもなり得ます。ここにダイエットを阻害する落とし穴があると思います。
米粉によるダイエット効果
最近では、米粉100%のパンも出てきています。米粉は小麦粉よりももっちりとした重さのある食感を生み出します。腹持ちもいいので、たくさん食べるともう他のものは食べれないくらいです。
米粉の腹持ちの良さに関してはダイエット効果を感じることができると思います。また、健康に関しても、小麦粉よりもアミノ酸スコアが高く栄養価も高いことで摂取する栄養が増えるので、少ない量でも満足しやすいのもダイエットには効果的と言えるでしょう。
美味しくなければ意味がない
ただ、米粉のパンや米粉食品は美味しくないと感じている人も多いかもしれません。一昔前の米粉は、和菓子を彷彿とさせる食感が残りすぎていたり、粉感が強すぎたりしていたと思います。しかし今は、パン用や製菓用の米粉もあり、元々粒子がサラサラで使いやすいこともあり格段にパンとしても美味しさも上がっています。一度米粉パンや米粉麺を食べてみてください。米粉を美味しく食せるなら、意外と気軽にグルテンフリー生活を楽しめるかもしれません。
もしも日常的に原因がよくわからない身体的な不調があるなら、小麦粉を米粉に変えたグルテンフリーな生活を少しの間してみてください。もしかしたら諦めていた様々なプチ不調が良くなるかもしれません。しかし、健康には偏りは禁物です。徹底的にやるのではなく、米粉を楽しむくらいの気持ちで広く栄養素を取り入れることを意識してみてくださいね。